当該学生の行為は、暴力による学問の弾圧なのです。


古い権力論では、常に、いわゆる大学当局が悪いとなりますが、

ミッシェルフーコの権力論では、どこにでも権力と被権力関係は成立するのです。

当該学生は暴力で学問を破壊しようとしている権力者なのです。

一種のテロリズムです。テロリストは、テロを行っている間は、強い権力者です。

誘拐犯や犯罪者も、被害者に対しては、極めて強い権力者です。

強姦犯も、被害者の女性には、極めて強い権力者です。そして、権力者とは、人権を圧迫する立場の者です。

要するに、当該学生の行動は許されるものではありません。