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安倍首相 米朝首脳会談前にトランプ大統領と電話会談の意向
2019年1月24日 6時11分トランプ大統領

世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」に出席するため、スイスを訪れている安倍総理大臣は、来月下旬に行われる2回目の米朝首脳会談を前にアメリカのトランプ大統領と電話会談を行いたいという意向を明らかにしました。

安倍総理大臣は23日、訪問先のスイスのダボスで欧米メディアなどと会見し、来月下旬にトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が2回目の首脳会談を行うと発表されたことについて、「北朝鮮の完全な非核化という目標について日米の立場は一致している」と述べました。

そのうえで、「来週から国会が始まることやトランプ大統領も多忙なことを考えると首脳会談はできないと思う。電話で話したい」と述べて、米朝首脳会談の前にトランプ大統領と電話会談を行いたいという意向を明らかにしました。

また、22日に行われたプーチン大統領との日ロ首脳会談で、平和条約をめぐって具体的な進展が見られなかったことについて、「戦後70年、解決できなった問題であり、そう簡単なものではない」と述べました。

そのうえで、ことし6月のG20大阪サミットでプーチン大統領が日本を訪れることを踏まえ、「一つの目標として考えたい」と述べました。

安倍総理大臣としては、領土問題をめぐってロシア国内で反発が強まっていて、平和条約交渉への影響が懸念されている中で、プーチン大統領の訪日をめどに平和条約交渉の大枠合意への期待を示したものとみられます。

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