今のままプラスチックごみの海洋流出が増え続ければ、太平洋上を漂う微細なマイクロプラスチック(MP)の濃度が約10年後には現在の2倍、約40年後には4倍以上にも達し、海の生物に悪影響を及ぼす恐れがあるとの予測結果を九州大や東京海洋大などの研究チームがまとめ、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで24日発表した。海洋のMP浮遊量を予測した結果は世界初という。

野外にポイ捨てされるなどしたプラごみは劣化して砕けながら、長さ5ミリ以下のMPとなる。そのまま海へ流れると、数年間は海面近くを浮遊すると考えられている。魚などがMPをえさとともに誤って食べることで体内の炎症や摂食障害などを引き起こす。また、食物連鎖で人間を含む生態系に幅広く悪影響を及ぼす可能性も指摘されている。

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2019年1月24日 19時10分(最終更新 1月24日 19時21分)
https://mainichi.jp/articles/20190124/k00/00m/040/195000c