http://www.at-s.com/sp/news/article/health/shizuoka/593090.html

小児医療、遊びで支援 静岡で「ホスピタル・プレイ」シンポ (2019/1/27 08:17)

 子どもたちが医療行為を受け入れやすいように遊びを通じて支援する「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト」の国際シンポジウムが26日、静岡市駿河区の県立大短期大学部で開かれた。

 医療サービスが必要な子どもたちが自ら望む人生を選び取れるように、遊びや学びの機会を充実させることがテーマ。県内外の約160人が参加した。

 NPO法人ホスピタル・プレイ協会理事長を務める同学部の松平千佳准教授は「遊びが子どもの礎を築く」と切り出し、他者とのつながりや個性を表現する力を育むと説明。全ての子どもに遊びの機会を提供する大切さを強調した。

 障害者支援や医療の専門家は、障害や病気により特別なケアが必要な子どもたちに対する福祉サービスの乏しさや、家族が介護を抱え込む現状を紹介した。