1949(昭和24)年の火災で焼損した奈良県斑鳩(いかるが)町の法隆寺金堂壁画(7世紀、国重要文化財)が、一般公開される方針が固まった。27日に寺で開かれた「法隆寺金堂壁画保存活用委員会」(委員長=有賀祥隆・東京芸術大学客員教授)で、大野玄妙管長が明らかにした。壁画を安置する収蔵庫の耐震診断結果が良好だったことなどを受けたもの。これまで焼損壁画は原則非公開だった。時期は未定だが、94(平成6)年以来の本格的な公開となる。

壁画は7世紀の飛鳥時代に金堂内の12面の壁に描かれた現存する国内最古の仏教絵画で、インドのアジャンター石窟群や中国の敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)と並ぶ世界的な傑作。49年の火災で彩色が失われたが、飛鳥時代の美を現代に伝える文化遺産として、52(昭和27)年に完成した境内の収蔵庫に運び込まれ、保存されてきた。

(続きはリンク先でお願いします)

2019年1月27日18時11分
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM1S5TW4M1SPTFC00S.html?iref=sp_new_news_list_n