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2019/01/29(火) 04:27:49.20ID:j/LGF8lQ9ビジネス
2019年1月28日 / 19:42 / 32分前更新
キャタピラーの第4四半期利益は予想割れ、中国需要減が響く 株価9%安
Reuters Staff
[28日 ロイター] - 米重機メーカーのキャタピラー(CAT.N)の第4・四半期決算は、利益が市場予想を大幅に下回った。中国での需要減退やドル高、製造・輸送コスト拡大などが業績を圧迫した。
決算を受け、キャタピラーの株価は一時9%超下落。昨年は19%強値下がりした。
1株利益は2.55ドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.99ドルを下回った。利益が予想を下回るのは過去10四半期で初めて。
信用損失に絡む引当金の拡大や金融商品の評価損も圧迫要因となった。
総売上高は前年同期比11%増の143億4000万ドル。
売り上げは全地域の部門で増加し、最大市場の北米の好調が目立ったものの、中国の需要減が響き、アジア太平洋地区の建設機械事業は減収となった。
中国の売上高は全体の最大10%を占める。
振れの激しい原油相場動向の影響で、受注高は約8億ドル押し下げられた。
製造コストは前四半期から3%ポイント上昇。今年については、最近の値上げと費用削減策によって、原材料費高に対処することを目指す。
2019年の調整後1株利益見通しは11.75―12.75ドル。リフィニティブのアナリスト予想平均は12.73ドル。
ボンフィールド最高財務責任者(CFO)は、米法人税率の上昇が今年の利益への重しになるとの見通しを示した。
また、キャタピラーは今年の業績について、商品価格の上昇が引き続き鉱山業界の設備投資を主導し、重機などへの需要を支えると予想しつつも、不安定な原油価格がエネルギー・輸送関連機器事業に影響することを見込む。
中国の建設機器の売り上げが今年横ばいとなる見通しの中、売上高の約22%を占めるアジア太平洋地区については、中国以外の地域での成長に期待を寄せる。
ウィリアム・ブレアのアナリスト、ローレンス・デマリア氏は、キャタピラーの2019年見通しは「成長鈍化や市場のピークを示唆するサイクル成熟化の兆候で、シクリカル工業株の上昇が当面伸び悩む可能性がある」との見方を示した。