神戸製鋼所に罰金1億円を求刑 データ改ざん 


 神戸製鋼所のアルミ製品などの品質データ改ざん事件で、不正競争
防止法違反(虚偽表示)の罪に問われた法人としての神鋼の公判が31日、
立川簡裁(八木正一裁判官)で開かれ、検察側が罰金1億円を求刑して
結審した。判決は3月13日。

 検察側は、40年以上にわたり虚偽表示を続け、顧客の信頼を裏切ったと
指摘。「模範として公正な競争を醸成すべき業界最大手にもかかわらず、
日本のものづくりに対する信頼を失墜させた結果は極めて重大だ」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、実用上の安全性に問題はなく不当な利益を
得ようとした行為ではなかったとして、寛大な判決を求めた。


毎日新聞(共同)(2019年1月31日 17時58分、最終更新 1月31日 17時58分)
https://mainichi.jp/articles/20190131/k00/00m/040/137000c