豆抜きの豆まき…窒息事故防止へ新聞紙丸める


 保育園や幼稚園で、豆を使わない節分の行事が広がり始めた。
豆を食べての窒息事故を防ぐ狙いがある。

 「鬼は〜外!」。さいたま市内の保育施設「小鳩ナーサリースクール」で
29日、一足早い節分集会があった。園児約80人が鬼の人形に投げつけ
たのは、新聞紙を丸めて作った拳の大きさほどの「豆」だ。

 昨年までは、保育士が扮(ふん)した鬼に子どもらが煎り豆を投げて
いた。だが、鬼が怖くて保育園に来たがらなくなる子もいたため人形に
変更し、豆による事故防止のため新聞紙を活用した。

 消費者庁によると、2010年から7年間で14歳以下が大豆などを
喉に詰まらせた事故は全国の協力医療機関で27件。うち20件が3歳未満
だった。同庁は3歳頃までは煎り豆などを食べさせないよう呼びかける。


読売新聞(1/31(木) 17:28配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00050056-yom-soci