※韓スレです

サムスン電子の中国市場内のテレビ販売量が年間100万台を下回る見通しだ。液晶(LCD)パネルテレビで競争力をつけた中国ローカル企業が高コストパフォーマンスを掲げて物量攻勢に出たのがその理由だ。

1日、市場調査企業IHS Markit(マークイット)によると、昨年中国市場で1〜9月のサムスンのテレビ販売数は71万6000台と集計された。1−3月期(28万3900台)から4−6月期(24万5900台)、7−9月期(18万6500台)まで持続して下落する様相だ。ある家電メーカー関係者は「傾向的にサムスンの市場シェアが落ちているので年間100万台販売は難しそうだ」と話した。

同期間、中国市場でテレビを最も多く販売した企業はハイセンス(554万2000台)であることが分かった。ハイセンスに続いて、スカイワース(544万7000台)・TCL(511万台)の順となっている。

サムスンの中国市場内のテレビ販売量が減った間、相対的に躍進したのはシャオミ(小米)だった。シャオミの中国市場テレビ販売量は2016年には89万8000台と100万台以下水準にとどまっていたが、2017年245万台を記録したことに続き、昨年は7−9月期にすでに販売量が500万台を越えた。

サムスンとLGのディスプレイパネルを使いながらも55インチ4Kテレビを35万ウォン(2199人民元、約3万5600円)台で売っているシャオミの破格的な価格に中国消費者が反応しているという。同じサイズのサムスン4Kテレビは90万ウォン台だ。

シャオミによると、このテレビには人工知能(AI)システムが搭載されていて64ビットプロセッサが含まれている。IT業界関係者は「最近、中国のテレビ市場はハイエンド(高級製品)とローエンド(低価格製品)で両極化する様相だが、シャオミが高コスパを掲げて食い込んでいる」と説明した。

シャオミは昨年、インドのスマートフォン市場でもテレビと類似の戦略を前面に打ち出している。市場調査企業カウンターポイントによれば、昨年インドのモバイル市場でシャオミはシェア28%を記録してサムスン電子(24%)を抜いた。

中国のテレビ市場状況もサムスンにやや不利だ。最近、中国でサムスンが現在販売していない有機発光ダイオード(OLED)パネルテレビを求める消費者が増える傾向にあるためだ。OLEDはパネルが自己発光するので従来のテレビに比べて鮮明度が高いといわれている。ただしバックライトユニット(BLU)をディスプレイに重ねないためLCDに比べて量産が難しい技術だ。

IHS Markitによると、中国内のOLEDテレビ市場規模は昨年1〜9月期11万5000台

と集計されて前年同期間(8万3000台)に比べて38%成長した。販売量基準として中国1位企業のハイセンスと台湾「フォックスコン」に買収されたシャープも昨年からOLEDテレビを生産し始めた。

2019年02月01日15時28分
https://japanese.joins.com/article/824/249824.html?servcode=300&;sectcode=320&cloc=jp|main|inside_right