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射水市の新湊漁港で1日、深海魚「リュウグウノツカイ」2匹が水揚げされた。
魚津水族館(魚津市)によると、今年に入って富山湾で確認されたのは計6匹となり、
2009年以降の年間確認数でも過去最多となった。相次ぐ深海魚の出現に富山湾の異変を
指摘する声も上がるが、魚津水族館の稲村修館長は「生態が明らかになっていない魚なので、
原因はよく分からない」と話した。

1日、高岡市雨晴沖の定置網に入った体長320センチの1匹は生け捕りにされ、
射水市の新湊きっときと市場で展示されたが、午後1時半ごろ死んだ。

もう1匹は体長301・8センチで、射水市の新湊沖の定置網にかかり魚津水族館に運ばれた。
水族館に搬入の際には死んでいた。1月31日には氷見市境に近い七尾市庵町沖で
リュウグウノツカイ1匹とダイオウイカ1匹が定置網にかかった。

富山湾でリュウグウノツカイは1月19日に滑川市の吉浦海岸と新湊沖で各1匹、同28日に新湊沖で1匹、
同30日に魚津市経田の河岸で1匹確認された。昨年10月31日にも富山湾で1匹見つかっている。

富山湾では3月ごろまでリュウグウノツカイが確認される可能性があるという。
魚津水族館は2〜4日、リュウグウノツカイを展示する。

新湊漁港では1日、腹に2本の筋状の発光器を持つスジイカが水揚げされた。
1月22日に県内で5年ぶりに魚津港で釣り上げられたのに続き、今年2例目となる。


新湊沖で捕獲されたリュウグウノツカイとスジイカ=魚津水族館
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