エーザイが4日発表した2018年4〜12月期連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比42%増の399億円だった。主力の抗がん剤「レンビマ」の販売が国内外で好調で収益を押し上げた。

売上高に当たる売上収益は6%増の4672億円、営業利益は22%増の571億円だった。「レンビマ」は米国や欧州、中国で肝細胞がんの適用が承認されたことで、米製薬大手メルクからの収入が増えた。抗リウマチ薬や抗てんかん剤の販売も好調で、ブランド育成などに係る販管費の増加を吸収した。

19年3月期の通期業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の6365億円、純利益が17%増の605億円を見込む。

2019/2/4 13:20
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL04HU2_U9A200C1000000/