見当たり捜査で指名手配容疑者を逮捕 山梨県警、埼玉・川口市内で発見


 山梨県警捜査1課と上野原署は5日、指名手配していた住所不定の無職、
綱分良容疑者(26)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。容疑者の顔や
特徴を覚え、街の中で捜し出す「見当たり捜査」で発見した。

 逮捕容疑は2018年6月4日午後8時40分ごろ、上野原市のコンビニエンス
ストアに侵入し、バックヤードにあった金庫から現金12万5000円を盗んだ
としている。

 1課によると、綱分容疑者は同店の元従業員。防犯カメラの映像から
事件への関与が浮上したが、県内から姿を消していた。「愛知県や
神奈川県など各地を転々としていた。潜伏先を見つけた時には
もぬけの殻だった」(捜査関係者)という。

 今年に入り、埼玉県内にいるとの情報を得て上野原署員2人が数日間、
容疑者を捜索。5日午前、埼玉県川口市内の駅で発見し、パチンコ店に
入ったことを確認し、同日午後に逮捕した。


毎日新聞【井川諒太郎】(2019年2月5日 20時47分、最終更新 2月5日 20時47分)
https://mainichi.jp/articles/20190205/k00/00m/040/233000c