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豚コレラ 愛知 大阪 長野 滋賀 岐阜の5府県に拡大
2019年2月6日 11時52分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011805361000.html

去年から岐阜県で発生していた豚コレラは6日朝、愛知県の養豚場でも確認され、出荷先の大阪府、長野県、滋賀県、それに岐阜県の4つの飼育施設にも感染が広がっていることが確認されました。豚コレラが発生したのは去年9月以降、合わせて5府県となりました。

豚コレラは人に感染することはなく、食べても影響はありませんが、ブタやイノシシでは下痢や高い熱などの症状が出て、多くの場合、数日のうちに死にます。

去年9月に、27年前の平成4年以来となる発生が岐阜市の養豚場で確認されるなど、岐阜県内の合わせて8つの飼育施設で発生し、6日朝、愛知県の2か所の養豚場でも確認されました。

このため、農林水産省などがこれらの養豚場からブタが出荷されていた施設を調査したところ、大阪府、長野県、滋賀県、それに岐阜県の4つの飼育施設で豚コレラが確認されたということです。

豚コレラが発生したのは去年9月以降、合わせて5府県になりました。

発生が確認された飼育施設では感染の拡大を防ぐため、飼育しているブタの殺処分が行われます。

また国は、全国の養豚業者などに対して、飼育しているブタなどの状況をよく確認して、異常があればすぐに自治体の家畜衛生の担当部署に連絡するよう呼びかけています。

■先月下旬に異常が見られたが…

豚コレラの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場は、県の調査に対し、最初に異常がみられるブタが見つかったのは、先月下旬だったとしています。

しかし、この養豚場から県に最初に通報があったのは、今月4日のことで、食欲がないなど、ブタに異常が見られるという報告でした。

このため、4日の時点で県はこの養豚場に初めての立ち入り検査を行うとともに豚コレラの可能性も検討しましたが、一部のブタでは流産もみられたことから、豚コレラ以外の病気ではないかと考えたということです。

結果としてこの時点では、移動や搬出の制限などは行われず、5日朝には長野県に80頭が出荷されました。

そして5日の日中に簡易検査で陽性反応が出て、国の検査の結果、6日に感染が確認されました。

愛知県畜産課の岡地啓之課長は「県外の出荷先で豚コレラが発生したのは残念だ。発生に至った経緯について詳しく調べる必要がある」としています。

■イオン 愛知県内の3店舗 仕入れ先を変更

@中略

■農水省「流通への影響は限定的」

これまでに豚コレラの発生が確認された岐阜県や愛知県など5府県の農場では合わせて2万7000頭の豚が飼育されていましたが、すべて殺処分されることになっています。

全国で飼育されている豚は918万頭余りに上り殺処分される豚は今のところ全体の0.3%ほどにとどまっています。

このため農林水産省は「地域では多少の影響があるかもしれないが、全国的にみれば豚肉の流通への影響は今のところ限定的だ」としています。

ただ、養豚が盛んな九州地方や関東地方に感染が拡大すれば、大きな影響が出ることが避けられないため、農林水産省は豚コレラが発生した農場での防疫措置を速やかに行い、これ以上の感染拡大を防ぎたいとしています。


参考:愛知・豊田の養豚場から6府県への出荷状況(東京新聞)
https://i.imgur.com/H20dNAy.png
出展:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019020602000275.html