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2019年2月6日 / 18:51 / 15分前更新
ブレグジットは回避不能、合意なき離脱派に「地獄」を=EU大統領
Reuters Staff
[ブリュッセル/ロンドン 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は6日、英国のEU離脱(ブレグジット)を撤回できるとの考えは捨て去ったとし、現在の優先事項は合意なき離脱となった場合の「失策」を回避することだと述べた。

トゥスク氏はブリュッセルでアイルランドのバラッカー首相と共同会見を開いた。アイルランドは北アイルランドとの国境を巡る混乱を避けるために、英国に法的な保証を要請。

トゥスク氏はアイルランドの主張に対しEU加盟国として賛同する意向を示した。

メイ英首相は7日、ブリュッセルでEU側と会談する予定。議会が可決した離脱協定案の修正を求める構えだが、トゥスク氏とバラッカー首相はEU加盟国首脳と同様、国境の安全策(バックストップ)を含む協定案の修正には応じない考えをあらためて示した。

EUのユンケル欧州委員長は、7日にメイ首相がブリュッセルを訪れた際に、離脱協定案は再交渉できないと伝えると表明した。

共同会見で「英EU離脱はアイルランドと英国の問題でない」「欧州の問題で、離脱協定案の再検討が可能との考えは受け入れられない」と述べた。メイ首相もEUの立場を認識しているとした。

トゥスク氏は、メイ首相から打開策について現実的な提案を期待しているとし、「共通の解決策が可能だと強く信じている」と述べた。

メイ首相の報道官は、EUが合意を伴う英離脱を望むのなら、協定案に変更が必要となるとの認識を示した。
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