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世界をにらみ、キリル文字やめた 旧ソ連のカザフスタン、ロシア離れまた一歩
2019.02.06 朝日新聞GLOBE
https://globe.asahi.com/article/12119786

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カザフスタン人が使うチャットアプリ。キリル文字とラテン文字が入り交じる

グローバル化が進み、大陸内奥まで山々に囲まれた中央アジア諸国も世界とつながり、開かれていく。変化は止められない。旧ソ連のカザフスタンは、ずっとロシア語と同じキリル文字を使ってきたカザフ語の表記をラテン文字に切り替える。また一歩、ロシア離れが進む。(中野渉、写真も)(文中敬称略)

■2025年の完全移行めざす
カザフスタンはカザフ語の表記をロシア語などで使われるキリル文字からラテン文字(ローマ字)に変える準備を進めている。1991年の独立以降、大統領の座にあるナザルバエフ(78)が2017年に政府に命じた。
今年から一部教育施設でラテン文字教育が始まり、23年までに身分証明や旅券などの表記を切り替え、25年の完全移行をめざす。

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カザフスタン・アスタナの標識。一番上がラテン文字を使ったカザフ語で、真ん中がロシア語、下が英語

だが昨年12月、最大都市アルマトイ近郊の農村にある初等中等教育学校を訪ねると、文字移行の取り組みは手つかずだった。
この学校で数学と物理を教えるアフメトヴァ・グルザダ(64)は教育NGOのスタッフとして文字教育についての情報も集めているが、「ラテン文字の教え方も定まっていないし、教材もない」と心配そうだ。

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アルマトイ近郊の農村にある初等中等教育学校

ソ連崩壊後、中央アジアではウズベキスタンとトルクメニスタンがそれぞれ独立から数年以内にラテン文字に切り替えた。カザフスタンも文字改革の意向を示していたが、ロシアとの関係が深く、独立時にはロシア人が国民の3割以上を占めていたという事情があった。
ナザルバエフは06年、文字移行する意向を示したが、世界的金融危機や原油価格の下落が影響し、計画は進んでいなかった。

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カザフスタンの雑誌。左のフォーブスはロシア語だが、右のナショナルジオグラフィックはキリル文字を使ったカザフ語

ただ、文字移行は簡単ではないようだ。先行するウズベキスタンでは、キリル文字の出版物がいまだに幅広く出回っている。

「よくできた」

ウズベキスタンの首都タシケントのマンションで、バルティエワ・フェルザ(52)がパソコンで宿題の計算を解いた孫のホジャエワ・ソビトゥホン(8)の頭をなでた。
しかしフェルザは「ソ連時代に教育を受けた私はラテン文字が苦手。シングルマザーで働いている娘の代わりに孫の宿題を手伝いたいけど」と嘆いた。

@以下省略


★1の日時 2019/02/06(水) 07:31:09.32
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