大英博物館などの能面5点 元土佐藩主 山内容堂が所有か

 イギリスの博物館に残されている江戸時代の能面を日本の研究者が調べたところ、このうち5点は、幕府に大政奉還を進言したことで知られる土佐藩主、山内容堂が所有していたとみられることが分かりました。
 海外にある能面の元の持ち主が分かることは珍しく、容堂が明治維新のあと手放したものがその後、流出したと考えられるということです。

 日本の能面は、明治維新のあと当時の日本美術ブームの中で外国人が買い求めたものが海外に流出し、ヨーロッパの博物館に多く所蔵されています。

 法政大学能楽研究所の宮本圭造教授が調査したところ、イギリス ロンドンにある大英博物館の3点と、ビクトリア・アンド・アルバート博物館の2点の合わせて5点について、土佐藩主、山内容堂が所有していたとみられることが新たに分かりました。

 宮本教授によりますと、能面の裏には「容堂居士」などの署名があり、いずれも容堂の直筆と考えられるということです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

NHK NEWS WEB 2019年2月8日 22時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011809221000.html