2019年2月11日 16時01分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190211/k10011811111000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002
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去年1年間のスマートフォンの国内の出荷台数は、買い替えサイクルが長くなっていることなどから、4年ぶりに減少しました。

調査会社の「MM総研」によりますと、去年1年間のスマートフォンの国内の出荷台数は、過去最高だった前の年よりも2.6%減って3116万7000台でした。
出荷台数の減少は4年ぶりです。

減少の理由について調査会社では、新型のモデルでも機能やバッテリー性能などが大きくは向上せず、購入者の買い替えサイクルが長くなっているためだとしています。

メーカー別の出荷台数ではアップルが前の年を1%下回ったものの、シェアは49.5%とトップを維持しました。2位のシャープは6.9%の増加、3位のソニーモバイルが30.6%減ったほか、中国のファーウェイは2倍以上増えて、順位を7位から5位に上げました。

また、いわゆる「ガラケー」の去年の出荷台数は、前の年を28.5%下回り、過去最低の383万2000台でした。

MM総研は今後について、端末の代金と通信料金を分離するプランが広がると、中古端末を購入する人が増え、スマートフォンの出荷台数は縮小傾向になると予測しています。