スーツケースも楽々=日本航空、「着用型ロボット」導入
2019年02月12日19時46分 時事通信 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019021201148&;g=eco

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腰の負担を和らげる「着用型ロボット」を身に着け、手荷物をさばく空港作業員=12日午後、羽田空港

 日本航空は12日、スーツケースなどを積み下ろしする空港作業員の負担軽減を目的に「着用型ロボット」を導入すると発表した。荷物を持ち上げるとセンサーが体の動きを認識し、内蔵されたモーターを自動調整して作業員の腰の負担を和らげる。成田、羽田の両空港に10着ずつ導入した。

 着用型ロボットは、パナソニック子会社のATOUN(アトウン、奈良市)が開発。日航はベルトコンベヤーからコンテナへの積み込みや貨物倉庫内での活用を予定しており、「身体的負荷を軽減し、女性や高齢者でも働きやすい環境をつくっていく」としている。

 価格は1台約70万円。効果を検証し、国内の他空港にも広げていく。日航とアトウンは「腕のアシスト機能」の開発にも取り組む予定だ。