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天皇陛下の生物研究などを紹介 皇居のタヌキの調査も
2019年2月12日 18時51分皇室

天皇陛下の即位30年を記念して、長年取り組まれてきた生物の生態の研究成果などを紹介する企画展が、13日から東京上野の国立科学博物館で始まります。

天皇陛下はタヌキやハゼ類についての研究論文をまとめるなど、生物学の研究に長年取り組まれていて、会場にはその研究成果の資料など520点が展示されています。

このうち、ハゼ類の論文が展示されているコーナーでは、天皇陛下が発見された新種のハゼの標本とともに、海外から評価されて贈られたメダルなども展示されています。

また、皇居内に生息するタヌキの調査では、天皇陛下みずから5年間にわたりタヌキのふんを調べられ、何を食べていたのかや皇居内にとどまっていたのかをまとめたパネルなどが展示されています。

このほか、国立科学博物館の研究員らの調査で発見された皇居内に生息する絶滅危惧種の昆虫や新種の植物も展示されています。

国立科学博物館の倉持利明研究部長は「天皇陛下のご研究は専門性が高く、世界的にも評価されている。自然への優しいご配慮があることを感じ取ってもらいたい」と話しています。

この企画展は、13日から来月31日まで東京上野の国立科学博物館で開かれます

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