東京都は都営地下鉄の混雑緩和を図るため、2022年度をめどに、混雑率が高い新宿線と三田線の車両を増やす計画をまとめました。

東京都交通局が運行する都営地下鉄は新宿線、三田線、それに大江戸線の3つの路線で、ピーク時の混雑率が150%を超えています。

このため交通局は、新年度・2019年度からの経営計画の中に、新宿線と三田線の混雑緩和対策を盛り込みました。

具体的には現在8両と10両で運行している新宿線は2022年度までにすべての車両を10両にするほか、6両で運行している三田線は、2022年度からの車両の更新に合わせて一部を8両に増やすことにしています。

大江戸線については、今年度中に列車の本数を増やす予定で、こうした取り組みで混雑の緩和を図るとしています。

また交通局の経営計画では駅構内や車内の防犯カメラを増やすことや、防犯カメラの映像をAI=人工知能で解析し、不審物の早期発見につなげることなど、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策の強化も盛り込まれています。

2019年2月13日 11時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190213/k10011813051000.html
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