※夜の政治

 沖縄県でアメリカ軍普天間基地の辺野古への移設をめぐる県民投票が告示されたことに関連し、菅官房長官は県民投票の結果にかかわらず辺野古への移設を進める考えを示しました。

 「辺野古移設に関する政府の考え方や沖縄の負担軽減を目に見える形で実現するという取り組みについて丁寧に説明し、理解・協力を得られるよう粘り強く取り組んでいきたい」(菅義偉 官房長官)

 菅官房長官は14日に告示された県民投票について、「コメントは差し控える」としたうえでこのように述べ、政府として辺野古への移設計画に理解を求める考えを改めて示しました。また、県民投票の結果が与える影響については「仮定の話でコメントは差し控える」と述べるにとどめた一方、県民投票の結果にかかわらず、政府として辺野古への移設方針に変更がないことを強調しました。

 「普天間基地の一日も早い全面返還に向けて、事業を進めさせていただきたい」(岩屋毅 防衛相)

 岩屋防衛大臣は、県民投票の結果への対応については明言を避けた一方、1996年に日米両政府が普天間基地の全面返還に合意していることから、「23年来の課題を解決するために事業を進めたい」と述べ、県民の理解を得ながら辺野古への基地移設を進める考えを示しました。

2/14(木) 17:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190214-00000054-jnn-pol