県警察本部の警部補が、複数の警察官から衣類の共同購入の名目で集めた現金をギャンブルに流用したとして、先月、減給6か月の懲戒処分を受けていたことが分かりました。

先月24日付けで減給処分を受けたのは、県警察本部の警部補です。

県警監察官室によりますと、警部補は、おととし10月ごろから県警の複数の警察官に対し衣類の共同購入を呼びかけおよそ30万円を集めましたが、
このうちおよそ20万円を競輪の車券購入費に流用していたということです。

警察官1人あたり1万円から2万円を集めていましたが、去年10月ごろに商品が購入されていないと監察官室に相談が寄せられ流用が発覚しました。

警部補は、商品を購入しようとした際に代金が不足していることに気付き競輪で勝って補てんしようとしてうまくいかず、流用を繰り返したと話したということです。

県警は、警部補を10分の1の減給6か月の懲戒処分とした一方で、弁済がすでに済んでいることや被害を受けた警察官に処罰感情がないことなどから、事件として立件はしておらず、
警部補の名前や所属などを発表していません。

県警は、「警察官にあるまじき行為で誠に遺憾。再発防止に向け指導を徹底する」としています。

http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=20987
2019/02/14 16:10