【日本人は残忍】
●ヴァリニャーノ『日本巡察記』1583年
第四の性格は、はなはだ残忍に、軽々しく人間を殺すことである。
些細なことで家臣を殺害し、人間の首を斬り、胴体を二つに断ち切ることは、
まるで豚を殺すがごとくであり、これを重大なこととは考えていない。

だから自分の刀剣がいかに鋭利であるかを試す目的だけで、
自分に危険がない場合には、不運にも出くわした人間を真っ二つに斬る者も多い。

……もっとも残忍で自然の秩序に反するのは、しばしば母親が子供を殺すことであり、
流産させる為に、薬を腹中に呑みこんだり、あるいは生んだ後に
(赤子の)首に足をのせて窒息させたりする。(p. 19)

●ケンペル『江戸参府旅行日記』1777年
戸外には俄雨でずぶぬれになった瀕死の僧侶がうつぶせになっていた。
それでもまだ生きている証拠にうめき声を出していたので、みんなは彼のことを
死んでいるとは考えず、手荒く扱わないようにしていた。しかし、
石も涙を流すかもしれないこうした場面にも、日本人は全く冷淡であった。(p. 212)
[【日本人は残忍】●C・P・ツュンベリー『江戸参府随行記』1778年]
【日本人は残忍】
●C・P・ツュンベリー『江戸参府随行記』1778年
彼らは尊大で大胆であると同様にまた、極めて執念深く無慈悲でもある。
そして己れの激しい憎悪をむき出しにすることなく、しばしばそれを
異常なまでの冷淡さの内に隠し、復讐の好機をねらう(p. 228)

●グリフィス『明治日本体験記』1876年
 日本の法律は乞食を人間とみとめていない。乞食は畜生である。
乞食を殺しても訴えられも罰せられもしない。道路に死んで乞食が横たわっている。
いやそんなことがあろうかと思うだろうが、事実そうなのである。(p. 45)

●W・F・サンズ『朝鮮備忘録』1930
日本人ほど狷介で暴力沙汰を起こしやすく、憤慨する人々はこの地球上にいない。
日本人は喧嘩をすれば相手を殺すか不具にしてしまう。喧嘩は戦争の一部分である。

●F・A・マッケンジー『朝鮮の悲劇』1908
一人の日本兵が野菜売りの妻女を犯すあいだ、他の兵士は着剣した銃でその家を見張っていた。