NHK NEWS WEB 2019年2月18日 17時45分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190218/k10011819071000.html

長崎県西海市は資産の有効活用の一環として、役割を終えた消防のはしご車をインターネットのオークションに出品し、18日から入札が始まりました。

出品されたのは、高さおよそ15メートルまで伸びる消防のはしご車で、先週、役割を終えて新機能を備えた新しい車両と交代しました。

西海市は古い消防車について、これまで業者に費用を払って処分してきましたが、
資産を最後まで有効活用しようと、今回初めてヤフーのインターネットオークションに出品しました。

18日午後から、事前登録を済ませた参加者による入札が始まり、担当の職員はパソコンの画面で入札の状況を確認していました。

最低落札価格は35万円となっていますが、市の担当者によりますと、
オークションに出された同様の消防車の中には100万円を超える額で落札された例もあるということです。

西海市財務課の下田卓也主事は「売れた先でもこの消防車を有効活用してほしい。売り上げは市民サービスに還元したい」と話していました。

入札の期間は今月25日までで、落札後に赤色灯やサイレンなどが取り外されたあと引き渡され、
手数料を差し引いた残りが市の財源に充てられる予定です。