戦時中に徴用され富山市に事業所のある機械メーカー不二越で働かされたとして、韓国で韓国人女性らが不二越に損害賠償を求めている裁判で、原告の支援者らが19日、富山市で行われた不二越の株主総会の会場前で街宣活動を行いました。

活動を行ったのは不二越訴訟を支援する北陸連絡会のメンバーらで、19日は不二越に対し速やかな賠償と謝罪を求めました。

韓国では太平洋戦争末期に朝鮮女子勤労挺身隊として動員された韓国人女性と遺族らが不二越に対し損害賠償を求める裁判を3件、起こしています。

2審のソウル高等裁判所などは先月、賠償を命じた1審判決を支持し、不二越の控訴を退けました。

日本政府は日韓請求権協定で解決済みだとして賠償に応じないよう被告企業に要請していますが、原告側は不二越と韓国企業との合弁会社の株式などを対象に差し押さえの仮執行を申請する方針を示しています。

2019/02/19 11:46
KNBニュース
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=21030

関連ソース
不二越に2審も賠償命令 挺身隊訴訟でソウル高裁(2019.1.18)
https://www.sankei.com/world/news/190118/wor1901180015-n1.html