井さん3年連続総合優勝 あんざんカップ

鉛筆一本で速く、正確な計算力を競う脳のスポーツ競技「あんざん和歌山カップ」が17日、和歌山県和歌山市の和歌山商工会議所で開かれた。小学1年生から大学2年生までの127人が参加し、総合優勝のチャンピオンには有功中学校2年の井月美さんが3年連続で輝いた。

子どもの計算力向上と育成を目的に、和歌山あんざん脳力育成会(山下直也会長)が毎年開催し、ことしで13回目。参加選手には暗算十段取得者を筆頭に、40人の段位取得者らが名を連ね、競技に打ち込んだ。

オープン、学年別の全5部門を設け、乗暗算や除暗算、見取暗算などの競技を行った。

開会式では赤松昌明理事長が「普段以上の力を出せるよう、一生懸命頑張ってほしい」と激励。昨年の各部門チャンピオンが優勝カップを返還した。

選手は「用意」の声が掛かると一斉に用紙をめくり、「始め!」の合図で指を素早く動かしながら暗算で解答を記入。わずか4分の試験時間で90問以上の答えを導き出す選手もおり、日頃の訓練の成果を懸命に発揮していた。

各部門の上位入賞者と種目別競技の優勝者は次の皆さん。 〔個人総合競技オープンの部〕@井月美(有功中2年)A宮崎由伸(近大付和歌山高2年)B宮楠遥(大阪総合保育大2年)

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2019/02/20190219_84840.html
指を素早く動かしながら問題を解く選手ら
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