2016年に厚生労働省より出された「たばこ白書」から、学歴による喫煙率を見ることができます。
性別、年代、最終学歴でまとめられたデータによれば、もっとも喫煙率が高いのが「25〜34歳」までの「男性」「中卒」の人々、
68.4%とかなりの割合でたばこを吸っていることがわかります。「高卒」では55.9%、「専門卒」では49.5%と、
学籍を置いている期間が長引くごとに喫煙率は低くなり、「大学院卒」では19.4%となります。

 女性においても、この構図は変わりません。トップは「中卒」の49.3%、
「大学院卒」の4.8%が最低値です。
また、性別を問わず、年代が上がるにつれて喫煙率は下がってゆくのは、
やはり健康を意識するようになるからでしょうか。

学歴と喫煙率の関係は、諸外国でも同様の研究データが見られています。
このような構造が生み出される背景には、学歴により就きやすい「職場の喫煙環境」が
要因になっていると指摘されています。もともと喫煙率が高いところは、
朱に交わればなんとやら、喫煙習慣がつくのも無理なからんことです。
仕事仲間と一服する時間を共有する、タバコミュニケーションで人間関係を
円滑にする面があるとも言えます。しかし、そのような環境では個人で
禁煙を試みても非常に難しく、仮に成功したとしても、
受動喫煙にさらされる機会は多くなるでしょう
https://news.goo.ne.jp/article/10mtv/life/10mtv-1516.html