和歌山県議会議員の海外視察の報告書で、紙1枚だけのずさんな内容なものが複数回あることがわかりました。

 和歌山県議会では議員が海外視察をした場合、議長あてに報告書を提出することが決められています。2016年度以降、中国やシンガポールなど10回の海外視察が行われましたが、このうち自民党会派の議員団が派遣された3回について提出された報告書は、それぞれA4の1枚だけで内容も日程や行先のみでした。また、これらの海外視察には税金で1回100万円前後の費用がかかっています。

 「過去慣例で、報告書は簡単な形で出すと。その代わりにその後の本会議などで行ってきた報告をキメ細かくさせていただくと。(Q.単なる海外旅行では?)全くそんなことはありません」(自民党県議団 尾崎要二議員)

 多くの都道府県では視察の報告書をインターネットで公開していますが、和歌山県では開示請求が必要です。

2019/02/20 12:05 MBSニュース
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190220/GE000000000000026667.shtml