関西2府4県のはしかの患者数は、大阪を中心にことしに入ってからあわせて100人を超えました。
各地の自治体ではワクチンの接種など対策を呼びかけています。

関西2府4県のまとめによりますと、ことしに入ってから今月17日までに報告されたはしかの患者の数は、関西2府4県であわせて103人となっています。
府県別にみてみますと、▼大阪府が81人、▼京都府が9人、▼和歌山県が7人、▼兵庫県、奈良県、滋賀県がそれぞれ2人となっています。
大阪では▼阿倍野区の百貨店でこれまでに従業員や利用客、あわせて23人の患者が出ているほか、▼茨木市の病院で医師や事務職員、それに患者らあわせて10人がはしかに感染しました。
今週に入ってからも新たな患者の報告が続いていて、大阪健康安全基盤研究所の小林和夫公衆衛生部長は「二次感染、三次感染と今後さらに患者が増える可能性も否定できない。ワクチンを接種して予防に努めるほか、発熱や発疹など、はしかを疑う症状があれば、あらかじめ連絡したうえで速やかに医療機関を受診してほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190221/0012844.html