2/21(木) 19:23配信
Web東奥

 青森県は21日、多量の飲酒が引き起こすアルコール依存症など健康障害対策として策定を進めている5カ年計画(2019〜23年度)の最終案を示した。生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合を、男性26.7%、女性14.4%と、現状よりも引き下げる目標値などを盛り込んだ。

 同日、計画の検討委員会を青森市のラ・プラス青い森で開き、報告した。

 青森県は、高リスク飲酒者(1日の純アルコール摂取量がビール500ミリリットル缶で男性2本、女性で1本以上)の割合が全国平均より高い。計画案の重点目標には、飲酒リスクについて教育や広報で知識の普及を進めて、16年度の割合(男性32.2%、女性19.3%)から減少させるほか、20歳未満や妊婦の飲酒をなくすことも加えた。

 健康障害に対する予防から相談、治療までの支援体制づくりも柱で、相談拠点を1カ所以上、依存症に対応できる専門医療機関を3カ所以上選定することも目標にしている。県は年度内に計画を策定する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000009-webtoo-l02