世界初「アンドロイド観音」 京都・高台寺、3〜5月に一般公開

 豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)ねねゆかりの寺として
知られる高台寺(京都市東山区)が23日、世界初というアンドロイド観音
「マインダー」を報道陣に公開した。多くの人に仏教に興味を持って
もらおうと、大阪大と協力し製作した。

 同寺の後藤典生(てんしょう)執事長が、旧知の世界的な
ロボット研究者、石黒浩・大阪大教授に「仏様を人間に近づけることが
できないか」と持ちかけたことがきっかけ。

 マインダーは高さ約1・95メートル(台座含む)、幅約90センチ。
柔和な表情をたたえる顔に対し、胴体部分は機械がむき出しになっている。

 同寺の教化ホールに安置。プロジェクションマッピングで壁に
映し出された人々の問いかけに答える形で、法話を行う。後藤執事長は
「マインダーはアンドロイドに変身した観音様。平易な言葉で語りかける
法話に耳を傾けてほしい」と話している。

 3月8日〜5月6日、同寺で一般公開される。


産経WEST(2019.2.23 20:04)
https://www.sankei.com/west/news/190223/wst1902230036-n1.html

京都・高台寺でアンドロイド観音開眼 プロジェクションマッピングと
身ぶり手ぶりで法話を行うアンドロイド観音「マインダー」
=23日午後、京都市東山区の高台寺(永田直也撮影)
https://www.sankei.com/images/news/190223/wst1902230036-p1.jpg