【ハノイ=海谷道隆】トランプ米大統領は25日午後(日本時間26日未明)、2回目の米朝首脳会談が行われるハノイに向けワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地を出発した。同行しているサンダース大統領報道官は、トランプ氏が27日夜に北朝鮮の金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談することを記者団に明らかにした。

 米朝首脳会談は27〜28日の日程は発表されていたが、詳しい会談予定は明らかにされていなかった。

 サンダース氏によると、トランプ氏と正恩氏は27日、1対1であいさつを交わし、夕食会を行う予定だ。夕食会は米側からポンペオ国務長官、マルバニー大統領首席補佐官代行が同席する。シンガポールで昨年6月に行われた初の米朝首脳会談は、1日だけの会談だったが、今回は2日連続で会談する見通しだ。

 ベトナム政府などによると、トランプ氏は26日夜にハノイに到着し、27日に米朝首脳会談に先立ち、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長らと会談する。

 トランプ氏は出発前、ホワイトハウスでの会合で「とても素晴らしい首脳会談になるだろう」と述べ、米朝首脳会談での成果に自信を示した。「我々は、非核化を望んでいるし、(非核化すれば)北朝鮮は経済面で記録的な成長を遂げるだろう」とも語り、正恩氏に非核化に向けた措置を促す意向を強調した。

2月26日13:01 読売
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