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ビジネス
2019年2月26日 / 16:44 / 1時間前更新
米経済は底堅い、FRBの「忍耐強い」政策はなお適切=パウエル議長
Reuters Staff

[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は26日、リスク増大や最近の軟調な経済指標は今年の底堅い米経済成長を阻害することはない見通しとしつつも、FRBは引き続き「忍耐強く」利上げに対応していくと再表明した。

パウエル議長は上院銀行委員会での証言原稿で「足元の経済状況は健全で経済見通しは良好」としつつも、「ここ数カ月で、強弱入り混じるシグナル」を確認したと語った。

米経済は今年「前年からやや減速するものの、底堅いペースで拡大し、労働市場も引き続き堅調になる」との見通しを示した。

その上で「一部指標は弱含んでいるが、支出が今四半期も増加することを依然示唆している」と述べた。

さらに、賃金の伸びに弾みが付いている兆候を確認しているほか、最近のエネルギー価格下落の影響が和らぐ中、インフレは目標の2%近辺で推移する見通しとした。

35日に及んだ政府機関一部閉鎖の影響については、経済全体への影響は「極めて小幅」で、今後数週間で解消されるとの見通しを示した。

また、バランスシート縮小の終了については「適切な時期とアプローチ」を見極めると語った。