自衛隊予定地に工事車両 石垣島 「配備ありき」と市民反発
2019/2/28 08:46
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 沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画で、土のうなど資機材や重機を積んだ工事関係車両約20台が28日午前8時前、造成工事を予定する民有地の一部、旧ジュマールゴルフガーデン内に入った。仮設安全柵設置など準備工事に着手する見通し。

 沖縄防衛局は準備が整い次第、造成工事を行うとしているが、「環境アセス逃れ」との批判もあり、市民の反発が強まりそうだ。

 配備計画を巡り、予定地に近い開南、於茂登、嵩田、川原の4地区はこれまでに反対決議し、計画の見直しなどを求めてきた。27日には防衛省側と初めて面談したが、「配備ありき」の説明や堂々巡りの回答に納得せず反発。継続的な話し合いの場を求めていた。