https://www.cnn.co.jp/usa/35133453.html

トランプ氏の元弁護士、議会で証言 口止め料やメール流出に言及
2019.02.28 Thu posted at 12:02 JST


(CNN) トランプ米大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告は27日、下院監視委員会の公聴会で証言した。トランプ氏が女性への口止め料支払いに関与していたとしたほか、トランプ氏の長年の側近ロジャー・ストーン被告による内部告発サイト「ウィキリークス」との接触の試みについても事前に把握していたと語った。

公聴会では民主党議員がトランプ氏の行動の説明を求める一方、共和党側はコーエン被告自身の資金不正や過去の偽証について問いただし、証言の信用性に疑問を呈した。
今回の公聴会の最終的な影響は、被告の証言が信頼に足るとみなされるかどうかに左右されそうだ。

コーエン被告は証言で、トランプ氏と関係を持ったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに13万ドル(現在のレートで約1440万円)を支払うよう指示された経緯を説明。後になってトランプ氏から返金を受けたとして、小切手の写しを提示した。

また、ロシアの首都モスクワでトランプタワーを建設する計画について、トランプ氏が2016年の大統領選中も言及していたと指摘。民主党関係者のメールが流出した件に関しては、トランプ氏がストーン被告によるウィキリークスとの接触の試みを事前に把握していたと証言した。

コーエン被告はモスクワのトランプタワー建設計画をめぐり議会で偽証した経緯があるが、「前回議会に来たのはトランプ氏を守るためだった。今日はトランプ氏に関する真実を語るためにここにいる」とした。