平成に代わる新元号の発表まで1カ月を切り、政府は菅義偉官房長官を中心に選定手続きを本格化させる。内閣官房には既に複数案が提示されており、漢籍だけでなく日本の古典に由来する案も含まれているもようだ。新元号に対する意見を聴く有識者懇談会には複数の女性を起用する方向だ。

 政府は月内に、菅長官を議長とする「新元号の選定手続きに関する検討会議」を開き、新元号を決定する4月1日の段取りを固める方針だ。同日は有識者や衆参両院正副議長の意見を踏まえ、全閣僚会議を経て閣議決定、菅長官が新元号を発表する。検討会議では、詳細なスケジュールや同日に開く有識者懇談会の人選を確認する。元号は皇太子さまの新天皇即位に伴って、5月1日午前0時に改まる。(2019/03/01-16:56)

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