白線流し 輝く伝統と友情、川の流れのように…岐阜・斐太高

 岐阜県高山市の県立斐太(ひだ)高校で1日、伝統の卒業行事
「白線流し」があった。卒業式を終えた276人が制帽の白線と
セーラー服のスカーフを結んで学校前の大八賀川に流し、
永遠の友情を誓った。

 80年ほど前、旧制中学時代に卒業生が制帽の白線を結び、
川に流したのが始まり。卒業生を代表して鈴木日菜子さん(18)が
「素晴らしい伝統がこの白線のように日々輝き、受け継がれていく事を
願っています」とあいさつした。

 卒業生たちは級友らとの別れを惜しみ、村田奈津希さん(18)は
「あっという間の3年間で、さみしい気持ちでいっぱいです」と
感慨深げに話した。


毎日新聞【大竹禎之】(2019年3月1日 19時24分、最終更新 3月1日 19時25分)
https://mainichi.jp/articles/20190301/k00/00m/040/187000c

在校生が見守る中、制帽の白線とスカーフを流す卒業生たち
=岐阜県高山市の大八賀川で2019年3月1日13時2分、大竹禎之撮影
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/03/01/20190301k0000m040186000p/9.jpg