海洋研究開発機構は1日、探査船「ちきゅう」による紀伊半島沖の南海トラフ掘削を終了させたと発表した。
巨大地震を引き起こすプレート境界断層を目指し、昨年12月には科学目的では世界新記録となる海底下3262.5メートルまで到達したが、
掘った穴が崩れるなどしてこれ以上掘り進めることが困難となり、境界断層までの掘削は断念していた。
 海洋機構は、南海トラフで起きる巨大地震や津波の発生メカニズム解明のため、昨年11月から紀伊半島沖の海底掘削を開始。
柱状の地質試料などを採取していた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019030101199&;g=soc
(2019/03/01-18:51)