>>289

銀河英雄伝説が時代錯誤かつデタラメで、中高生向けなのは決定論的な何様視点であるところだ
西欧を蔑む感情が底流にあるものの、批判しているのは、そのまま日本に根付く、朝鮮朱子学的な身分差別と、社会主義的な腐敗であるからだ
バブルや高度成長期で勘違いをし、現代の儒教共産中華国チャイナチ漢民族の傲慢さに似た奢りで、西欧を朝鮮朱子学フレームで語ってしまう愚劣さは21世紀に入り沈没寸前の島国日本を
知っているものなら骨身にしみる痛さだろう

この何様視点は個人の向上心や自由競争とは正反対で現代の儒教社会主義の日本で失敗が確定した朝鮮朱子学の徳治政治と差した違いはなく、
戦前に破綻した儒教軍官僚、儒教参謀、儒教政治家を西欧やアメリカ自由主義に当てはめるのは無理がありすぎる

また専門家軽視も強い、戦前の儒教軍官僚を欧米の専門家と同列とする考え方には強い違和感を覚える
昭和の一時期の儒教的論調による専門家批判が空気感ともいえ、儒教科挙ゼネラリスト信仰とも繋がってくる

清廉な独裁者の政治というのは実現したことがないが、これは東洋思想、儒教の考え方そのものだ
アテナイの富裕層によるエリート民主政を拡大解釈しても、現代民主政治の中核である自由思想の根源であるキリスト教は全く無視するわけだ

自由競争、自由主義(自由と正義)といった考えが欠落しているので、儒教パターナリズム日本にとっては親和性が高いが、共産主義の劇的崩壊が確定していなかった
銀河英雄伝説の出版時には儒教で衰退まっしぐらという数十年後の儒教的和の心の日本国の現実を予測できなかったわけだ