2019/3/4 20:10
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 イギリスで、将来の髪への保険「ヘアバンク」が間もなく運用される。

 ヘアバンクとは、
(1)頭皮から毛根を摘出し保管、
(2)必要な時に培養・増殖し、
(3)元気な髪の細胞を移植し再生する技術。
毛根100個ほどを摘出しマイナス150度で冷凍保存した後、保存していた毛根を解凍・培養し増殖させるが、この培養技術が難しいとされていた。

 開発したのは、近未来の毛髪再生医療で有名な英HairClone社。初期費用は2500ポンド(約37万円)で、保管料は年100ポンド(約1万5000円)だという。

 この技術はどこまで実用性があるのか。遺伝子解析ベンチャービジネスを展開するジーンクエスト代表取締役社長の高橋祥子氏は「若いうちに細胞を採取していないと意味はないが、仕組みづくりや実際に衰えていない細胞の移植でどこまで効果が見込めるかがカギ。有用性と安全性が証明・確保されれば、市場拡大も望めるだろう」との見方を示している。