中国・四国地方を中心に食品スーパーを展開するイオン系の「マックスバリュ西日本」(広島市)は4日、一部の店舗で続けてきた「24時間営業」をやめると発表した。人手不足で十分なサービスが提供できないためだという。

 同社は、スーパー「マックスバリュ」が141店舗ある。このうち25店で24時間営業をしているが、21日から時間を短縮。すべての店舗を午前9時〜午後10時に統一する。営業時間を短くする代わりに、店内の買い回りのよさやレジ待ちの時間の短縮などでサービスを向上させたいという。

 同社は、低価格店「ザ・ビッグ」(計41店)についても、原則午前9時〜午後9時に営業時間をそろえる。マックスバリュ西日本の広報担当者は「働き方を変えて、効率的にお客様の満足度を高められるようにしていきたい」と話した。

 24時間営業をめぐっては、外食チェーンの一部がやめたほか、セブン―イレブン・ジャパンも3月中旬から一部の店で営業時間短縮の実験を始める予定だ。(近藤郷平)

2019年3月4日22時56分
朝日新聞デジタル
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