妻殺害で講談社社員に懲役11年の実刑判決 東京地裁
毎日新聞 2019年3月6日 15時15分(最終更新 3月6日 15時18分)
https://mainichi.jp/articles/20190306/k00/00m/040/120000c

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警視庁に移送される朴鐘顕容疑者=東京都千代田区で2017年1月10日午後6時52分、長谷川直亮撮影

 東京都文京区の自宅で2016年、妻を絞殺したとして殺人罪に問われた講談社社員、朴鐘顕(パク・チョンヒョン)被告(43)=休職中=に対し、東京地裁(守下実裁判長)の裁判員裁判は6日、懲役11年(求刑・懲役15年)の実刑判決を言い渡した。

 起訴状などによると、朴被告は16年8月9日ごろ、自宅で妻佳菜子さん(当時38歳)の首を絞め、窒息させて殺害したとされる。

 朴被告は先月19日の初公判で、「妻を殺していません」と起訴内容を否認。弁護人も「他殺ではなく、自殺だ」と無罪を主張した。

 一方、検察側は朴被告が佳菜子さんから育児への不満を言われたり、被告の実母をけなされたりしたことから突発的に殺意を抱き、殺害に及んだと主張していた。【蒔田備憲】