県産の杉やひのきで新建材開発
(なら県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190307/2050001974.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

吉野杉に代表される県産木材の需要拡大につなげようと、奈良県森林技術センターなどは、
防音効果を高めることでマンションなど集合住宅の床材としての利用が期待できる新たな建材を開発しました。

新たに開発されたのは、県産の杉やひのきで作った幅11センチ、
厚さがおよそ1.5センチの住宅の床用の建材です。
裏面にある深さ8ミリの無数の切れ込みが音の伝わりを抑えるため、防音効果があるということで、
奈良県森林技術センターなどではマンションなど集合住宅用の建材として売り出すということです。

奈良県では、昭和30年代から40年代にかけて植えられた杉やひのきが
建材として使える時期を迎えていて、県森林技術センターでは戸建ての住宅だけでなく、
集合住宅向けの建材を広く売り出し、県産木材の需要拡大につなげたいとしています。

吉野杉を取り扱う木材加工会社の堀内嘉久社長は、
「吉野の山の木材は、成長する量に比べて使用量が少ないのが実情で、
新しい商品をどんどん作って需要拡大を図ることで、吉野の山を守っていきたい」
と話していました。

03/07 15:36