首相、岩手の被災地視察 復興支援道路の開通式典に
2019/3/9 12:28
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42252070Z00C19A3EA3000/

安倍晋三首相は9日、東日本大震災から11日で8年となるのを前に岩手県を訪れた。釜石市では復興支援道路の全線開通を祝う式典に出席。「『東北の復興なくして日本の再生なし』という一心で復興に取り組んできた。復興のまちづくりが一層推進されるよう政府一丸で取り組んでいく」と強調した。

首相の被災地視察は昨年11月以来。釜石市では津波被害のため不通が続き、今月23日に開通する鉄道に試乗する。ラグビーワールドカップ(W杯)会場として新設した「釜石鵜住居復興スタジアム」も視察する。
政府は8日、東日本大震災からの復興に関する基本方針を決定。2021年3月に設置期限を迎える復興庁の後継組織を置くことを初めて明記。復興事業に継続して国が前面に立つと強調した。