【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日記者会見し、貿易摩擦に関連して輸出競争力を高めるために人民元レートを切り下げることは「絶対にない」と強調した。為替政策については米国との貿易協議でも議論し、既に多くの点で合意に達したことも明らかにした。

 北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)に合わせて会見した。

 易氏は、米中協議の中で、両国が双方の金融政策の自主性を尊重することや、市場原理に基づいて為替レートを決定すること、通貨の競争的切り下げは行わないことなどについて議論したと説明した。

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