黙とうし東日本大震災の犠牲者を追悼する参列者
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 岡山県内の宗教関係者らでつくる「人道援助宗教NGOネットワーク(RNN)」は11日、東日本大震災による犠牲者の慰霊祭を岡山市北区尾上の黒住教本部で行い、宗教の枠を超えて追悼や復興への祈りをささげた。

 天台宗、立正佼成会、金光教、カトリック、真言宗、黒住教の関係者と信者ら約60人が参列。震災発生時刻の午後2時46分から1分間黙とうした。RNNの永宗幸信委員長(倉敷市・天台宗本性院住職)が「西日本豪雨で被災した地元の復興について考えるのと同じように、東日本大震災の被災者の思いも祈ることで感じていきたい」とあいさつした。

 各団体が順に経や祝詞を唱えたり、聖歌を歌ったりした。黒住宗道事務局長(黒住教教主)が「福島では原発事故で自宅に帰ることができない人もいるなど復興への道のりは遠い。今後も心を寄せていこう」と慰霊祭を締めくくった。

山陽新聞 2019年03月11日 21時08分
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