◆ 米NASA局長、火星に初めて降り立つ人類は「女性」

人類として初めて火星に降り立つのは、男性ではなく女性になる可能性が大きい――。
米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン局長が、このほどそんな見通しを明らかにした。
ブライデンスタイン局長は科学技術をテーマにしたラジオ番組「サイエンス・フライデー」にゲストとして出演し、火星に人類として初めて降り立つのは女性になりそうだと語った。

同局長によれば、NASAが計画している火星への有人飛行では、女性が最有力候補になっているという。
ただ、特定の人物の名は明かさなかった。

さらに、月を目指す次の有人飛行についても、女性が参加するかどうかをツイッターのユーザーから尋ねられて「もちろん」と答え、次に月へ行くのも女性になるだろうと話している。
今月末にはNASAのアン・マクレーン宇宙飛行士とクリスティーナ・コック宇宙飛行士が、初めて女性だけで船外活動を行う。
船外での活動は数時間を予定している。

マクレーン、コックの両氏が参加した2013年の宇宙飛行士養成課程は、受講者の半数が女性だった。
この年はNASA史上最高となる6100人が応募していた。
フライトディレクターの養成課程も、直近の受講者は50%を女性が占めたという。

NASAで初めて6人の女性宇宙飛行士が誕生したのは1978年。今では現役宇宙飛行士の34%を女性が占める。
ブライデンスタイン局長は、「NASAは幅広い多様な人材の活用に努めており、女性が初めて月に降り立つ日を心待ちにしている」とコメントした。

写真:https://www.cnn.co.jp/storage/2019/03/13/3136e90c2e49b5e739f76466681cf918/t/768/432/d/001-mars-file.jpg

CNNニュース 2019.03.13 17:10
https://www.cnn.co.jp/fringe/35134129.html