「免疫」「免疫力」って言葉は、科学に弱い人間をだます似非科学のキラーワードなんだが、ここを見てるとまさにそれだね。

本当に母乳の子の方が免疫が強いなら、統計的に母乳の子の方が粉ミルクの子より有病率や死亡率が低くなる筈で、世界中で大騒ぎになるだろうが、そういうことは観察されない。
世界中で膨大な比較実験やってるのと同じだが、差が浮上してない。
その一事だけでも、科学的には母乳優位説は完全に根拠失うわけだが、科学的思考ができない人はそれがわからない。

母乳にだけ優れている成分があるという説にしても、ではなぜその成分が粉ミルクに添加されたり、別途摂取することが医学的に推奨されたりしてないの?
と考えればわかるだろうに。

IgAつまり免疫グロブリンAも、そもそも経口でそんなに有効なら、なぜ医薬品として飲み薬になってないの?
ということ。
(IgAについては経口で消化器の表面粘膜には効く可能性があるかもということで、その技術は研究中だけど、それは単にIgAを口から飲めばいいということではないということの証左。)

科学的に考える能力の問題。