検察官の冒頭陳述によると、二度にわたって病室を訪れた被告人は、1度目に女性患者の左乳首を
舐めて吸う行為、2度目に自分の手をズボンの中にいれるなどの行為をしたため、女性はカーテンの
外にいた母親を呼んで、被告人が自慰行為をしたと伝え、左乳首の匂いを確認するように頼んだところ、
「ツバのような生臭いにおい」を確認した。女性はLINEで知人に相談し、知人が110番通報し、警察官が
17時37分に付着物を採取した。男性医師のDNAや唾液を示すアミラーゼ反応が検出され、会話による
飛沫などでは考えられないほどの量だったという。