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全日空グループ副操縦士 乗務前に基準の6倍超アルコール検出
2019年3月15日 21時01分

飲酒をめぐる問題が相次ぐ全日空グループで、15日乗務する予定だったパイロットから、航空法の基準の6倍を超えるアルコールが検出され、乗務を交代しました。

基準を超えるアルコールが検出されたのは全日空グループの「エアージャパン」の40代の男性副操縦士です。

15日未明、羽田発香港行きの便に乗務する予定でしたが、乗務前の検査で呼気1リットル当たり0.59ミリグラムが検出され、別のパイロットに交代しました。検出された値は航空法で乗務を禁じる基準の0.09ミリグラムのおよそ6.6倍に当たります。

会社によりますと、副操縦士は13日から14日午前までに千葉県成田市内の自宅などで、少なくともビールをおよそ4リットル、ワインを720ミリリットル飲んだと話しているということです。

全日空グループでは先月も2人の副操縦士からアルコールが検出され乗務を交代していて、飲酒をめぐる問題が後を絶ちません。

全日空グループは「パイロットの飲酒に関し、グループ各社が行政指導を受けている中、このような事象を再発させたことを大変重く受け止めています。再発防止策を徹底し、信頼回復に努めます」としています。